幻燐の姫将軍2 〜導かれし魂の系譜〜
オススメ度:★★★★☆ / ゲーム性:★★★★★ / キャラ:★★★★☆ / シナリオ:★★★★☆ |
今回は、選択肢でルートの分岐があり、2周目以降の引継ぎ内容に関しても
ある程度自由が利くようになっていたので、最低2周は楽しめる作りになっています。
1周するのに50〜60時間程かかりましたが、次々仲間が増えるし、
技もアイテムもクラスチェンジも、なにもかもがパワーアップしていたので、前作以上にハマりました。
ただ、ルートによって仲間に出来るキャラクターが変わり、
アイテムにしても面白い効果の装備はそれなりにやり込まないと手に入らないようになっているので、
時間に余裕を持たせてプレイするに越したことはないと思います。
どうせリセットするし
戦闘で仲間が死ぬと、リセットするしかありませんでした。
というのも、戦闘不能ではなく文字通り本当に死んでしまうからです。
どうせ皆、リセットするのだから、こんなところで変に厳しくしなくても良かったのではないでしょうか。
好感度が下がるくらいで十分だったと思います。
もしくは、クリティカルのダメージ率を2倍から1.5倍に落とすかですね。
中盤に術師系のキャラクターが、よくこれでやられました。
2発受けると、ちょうど死ぬような体力だったので、クリティカルを出されると即死なのがきつかったです。
死んでしまったら…、しょうがない。
ロードしてやり直しですよ……。
戦闘中は一定周期でしかセーブができないので、積み重なるとたいへんなロスタイムになります。
楽しむために、多く時間のかかるゲームなのだから、こういう無駄なことは極力避けてもらいたかったです。
ちなみに、リセット無しでトライしてみたところ、次々仲間が死んでいって、
中盤まで行かずして八方塞がりと相成りました。
我事ながら情けない限りです…orz
たくさん仲間が死ぬと、主人公を補佐している男、ブラム(だったかな?)が、
飽きれながらも仲間に入ってくれるのですが、焼け石に水すぎて笑えました(笑)
総評 A
一応、不満はありますが、どれも「〜だったら、もっと良かったのに」程度。
文句なしに、面白かったです。
素晴らしすぎる完成度でした。
余談ですが、本作には「1」の物語をADV化したものも付いています。
僕は、「2」までのブランクがほとんどなかったのと、早く本編をプレイしたかったのとで、
途中から読むのをやめてしまいましたが、なかなか親切で粋な計らいだと思いました。
よく使っていたキャラとか色々感想(一応ネタバレかも)
こういうゲームって他の人がどんな風だったか結構気になるものだと思うので参考までに……。
(1周目)
エスカーナ、シーマ、シルフィア、ティナ、ティファーナ、
ミラ、ラージャ、リオーネ、レアイナ。
(2周目)
カーリアン、シェラ、シルフィア、ニーナ、
ペテレーネ、ミオ、メルキュール、ラージャ、リネア、レティーニ。
と、こんな感じ。
太文字にしてあるのは、それぞれ1周目のみ、2周目のみ仲間にしたキャラです。
お気に入りは前作から引き続き女盗賊のラージャでした。
ショートヘアになって、少しボーイッシュになってしまったのが残念でしたが、
アイテムの種類が増えたため「盗む」スキルが重要になっていたり、
スキルで扉を開けると経験値が入ったりと色々優遇されていて嬉しかったです。
「1」の感想でブツブツ言っていた、戦闘時のグラフィックも見事に改善されていましたし(笑)
僕がプレイした感触だと、シルフィアが一番強かったです。
範囲攻撃こそありませんが、物理攻撃と魔法攻撃、物理防御と魔法防御、いずれも優秀でした。
こういったバランス型のキャラクターが使いやすかったのは、
やはり、僕自身が自らに「死んだらリセット」という暗黙のルールを課していたからなんでしょうね。
シルフィアと同様にティファーナやリネアなど、タフなキャラクターはよく出撃させていました。
え? レティーニですか?
もちろん僕の趣味です(笑)
人懐っこい性格で、「王様ー、王様ー」と、主人公のところに寄って来るのですが、
不思議と「よし、使ってやろう」とか思ってしまうんですね。
完全に、王様気分なんでしょうなぁ…。