戦女神ZERO

オススメ度:★★★★★ / ゲーム性:★★★★★ / キャラ:★★★★☆ / シナリオ:★★★☆☆



適度にストーリーがあって飽きさせないし、RPGパートも文句なく面白い。
絶対的に面白いかは分からないけど、遊べる系ゲームの中で、
現状あるエロゲーの中ではトップクラスなんだろうなぁという感じがしました。


RPGシナリオの強み

2周目をプレイしていて、ふと思いついたことです。
RPG部分をサクサク進めていくと1周40時間以上かかっていたのが、
データを引き継いでやれば、ほんの数時間でクリアできてしまいます。
シナリオ色の強い良作RPGのお決まりかもしれませんが、
ストーリー進行にかける時間はごくわずかなのに、
思い起こしてみると自分の中で、話の流れがスムーズに整理できているし、
キャラクターの印象もそれなりに残っている。
何十時間もかけてクリアしたADVが、1週間後には、
「で、どういう話だっけ?」なんてことも多いなか、これはすごいなと。

やっぱり、行動の一つひとつに動機づけされているのが良いんですかね。
これこれこういう理由で、ダンジョンに入りますよ、と。
まぁRPGだから当たり前なんですけど。
必要なことの連続でストーリーが作られていることの大切さというか…、
基本に忠実であることの強さを感じました。
日常の何気ない会話(極端な話、あってもなくてもいいところ)が
面白かったりする、普通の学園モノADVなどとは、
まったく逆の良さがあるなぁと思いました。

戦女神2をプレイしていた身としては、
結末が分かっているので、話は退屈かもしれないと思っていましたが、
いい感じに話が右往左往するので、ハラハラしながら読めました。

意外な人物が仲間になったり、前作につながる伏線らしきものがあったり。
前作と比べて、セリカがまだまだ人間らしいのにも興味を引かれました。


本格RPGとしての戦女神

前作のときもそうでしたが、ついついキャラを育ててしまいます。
武器や技の熟練度をあげたり、装備の属性を考えたり…。
とくに序盤は意識して見るので分かりますが、
たとえば攻撃回数が1回増えると、明らかに与ダメージも増えます。
敵によって、手数(攻撃回数)が有効なのと、一撃の重さ(攻撃力)が
有効なのがいて、その辺りのバランス調整がうまいです。
使える魔法の属性や、物理攻撃。得意分野がキャラごとに違うので、
役立たずキャラがいないのも嬉しいところ。

強いて言うなら、使い魔に蘇生アイテムが使えないのが不満かなぁ。
召喚し直しになってしまうので、やられたのが高位の使い魔の場合、
ひとまずMPを回復してからの召喚になって大変でした。

個人的には、装備の合成がなくなっていたのが良かったです。
黙々と組み合わせを試すのは疲れるし、
強い武器がひょっこり出来上がってもどこかむなしかった。
今回のように、敵や宝箱から拾えたほうが楽しいです。

新しく出来た闘技場は、あることは嬉しいんだけどレベル制限は不要かなと。
そこは敵の強さでコントロールすればいいわけで、
苦労して倒す楽しみが奪われていた気がしました。


総評 A

戦って、LVを上げて、技を覚えて、ボスを倒す。
単純だけど面白い。

コンシュマー作品と比べて、
技術的なことを言いだしたらキリがないとは思いつつも、
でも、このシステムでいくと、
面白さの到達点はこの辺りがMAXかもな、という気もしています。

グラフィックがキレイになったり、
技や装備が増えたりするのはもちろん嬉しいのですが、
RPGとしての本質ではない、といったらいいのかな…。
ある程度は必要なんだけど、一定の水準をこえてしまえば、
それ以上は思うほどプラスにならないように思います。

これからこのシリーズがどうなっていくのかは分かりませんが、
シナリオ×本格RPGのバランスだけは、
今まで通り大切にして欲しいなぁと思っています。





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