蟲使い

オススメ度:★★★☆☆ / ゲーム性:★★★☆☆ / キャラ:★★★★☆ / シナリオ:★★☆☆☆



蟲使いの主人公が令嬢誘拐の依頼を受けて、
障害となる7人の女性ガードを撃退するという設定のゲームです。


ゲーム性は…

あるようで、ない。
というのがぼくの感想です。

ガードとの戦闘で使う蟲は、大きく分けて3種類。
攻撃用、補助用、で、あと一つが淫蟲。
淫蟲はエロを担保するだけのものだから、実質は2種類です。
300ポイントの体力が尽きるまでに、攻撃と補助を上手く使ってガードを倒す。
ガードは7人います。
令嬢誘拐の決行日まで、猶予は30日間。
それまでに、どれだけガードの頭数を減らせるかが勝負というワケです。

本作は、補助をいかに使うかでクリアの可否が決まるのですが、
重要なのは使い方よりも、補助が大事であるという気づき。
その一点のみです。
と言っても、闇雲に攻撃しても勝てないことには、すぐ気がつきます。
だから、本作のゲーム性は、あるようでないんです。
しいて言うなら、手持ちの蟲の数によっては八方塞になって、
最初からやり直しになるのだけが注意点ですね。
そこだけ気をつければ楽勝だと思います。


総評 B

ゲーム性は無いに等しい本作ですが、
面白いかつまらんかで言うと、けっこう面白かったです。
令嬢を誘拐したところで終わりだと思っていたら続きがあって、
ストーリーがしっかり完結していたことが評価のポイントですね。

欲を言えば、せっかく誘拐した令嬢を痛めつける描写が、
もう少しあっても良かった気がします。
捕まったガードは、かなり悲惨な陵辱を受けるのに、
令嬢のときは手ぬるい印象を受けたんですよ。

ゲームのコンセプト的にそれは違うのかな、と思いました。
もちろん、主人公が人間らしい感情を取り戻すことが
物語の軸になっていることは分かります。
令嬢に惚れた主人公が、手を緩めるのはしょうがないでしょう。
でも、本作の本質は、もう少しエロ寄りであったほうが良いというか…。

普段は「エロいらん」と言うことのほうが多いぼくですが、
今回に限ってはまったく逆の感想になってしまいました。





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