ナギサの 〜Around The Seaside〜
オススメ度:★★★★☆ / キャラ:★★★★☆ / シナリオ:★★★★☆ |
みんなで海の家「浜茶屋」に集まって、カキ氷食べたり、ビーチバレーしたり。
特別感はないけど、普通に楽しいことが描かれていて、
それを普通に楽しいと感じられるところが魅力的。
そんな作品です。
総評 B
前々作「ナツメグ」の感想で、イベントの数を増やせば…と書きましたが、
まったくその通りに改善されていて少しびっくり。
やっぱりヒロイン全員をクリアするのに充分なイベント数があると、
最後まで退屈せずに遊べますね。
ただ、面白いのとそうでないモノの落差はナツメグよりも大きかったです。
いまひとつ落としきれてないネタが多かったのが気になりましたね。
出オチになっちゃってるイベントが多かったです。
たとえば「岩波元治によろしく」とか。
あきらかに「ブラックジャック」だろうという、分かりやすいタイトルがついているんだけど、
実際はお医者さんごっこで単なる下ネタだったりします。
パロディが表面的なことだけで、
イベントの内容に活かされてないのが、もったいないなぁと思いました。
数が増えたぶん仕方がないのですが、
総じて前回よりもパワーダウンしていたのは間違いないと思いますね。
具体的にどこがどうとは言いにくいのですが、あえて言うならRESを通じて、
キャラクターに対しての新たな発見があったか、なかったかの差でしょうか。
ナツメグのときは、たとえば「実梨はゴキブリが苦手」とか。
くだらないコトかもしれませんが、小さな発見の積み重ねがあった気がします。
本作だと決まって、
夏生→天然 あおい→男勝り 千果→調子のり 水守先輩→エロ
に結び付けて「オチ」とする安直なパターンが大半。
キャラクターの個性が完全に記号化されており、
コットンの長所である(とぼくは思ってます)人間臭さが消えてました。
→イベント別の感想はコチラへ(ネタバレあり)
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