PhantomINTEGRATION

オススメ度:★★★★☆ / キャラ:★★★★☆ / シナリオ:★★★★★



謎の組織に誘拐され記憶を消去された主人公は、暗殺者としての教育を受け、
ついには組織最高の暗殺者にまで登り詰めます。
プレイ前は、もっと救いがなくて冷徹な話だと思っていましたが、
想像していたよりもずっと人間ドラマ的で、燃える展開も多くありました。


カッコイイは、正義!!

冒頭の銃の訓練中には、
『"狙って、撃つ"を5回繰り返すのではない。一度に狙いを済ませて、一度に撃ち尽くす……。』
女幹部と酒を飲むシーンでは、『素面でいるのはお酒に対して失礼よ』

と、格好良いセリフ、粋なセリフ回しが何度もありました。
よそのゲームじゃ絶対こんな気の利いたセリフは出てきませんよ。
制作者側が、どうすれば格好良くなるのかを熟知している感じですね。
暗殺現場を目撃した日本人が、始末されずに暗殺者としての才能を見出されて訓練を受け始める。
あまりに都合の良過ぎる話ですが、
冒頭でメキメキと暗殺者としての頭角を現していく主人公を見ていると、自然と気分が乗ってきました。

設定の完全勝利でしたね。
暗殺者である主人公の視点から日常を描けば、何をやっても全てが「特別な行為」になってしまいます。

喫茶店で茶を飲むだけのシーンにも感慨がありました。
これといった工夫は必要なくて、ただ暗殺者が茶を楽しむ様子を書けば良い。
でも、その当たり前の描写に違和感を感じさせないのが流石です。


総評 A

沙耶の唄、鬼哭街、そして本作Phantom。
虚淵玄さんの書くシナリオは、いつも最初から最後までぶっ通しで面白いです。
グラフィックやBGMとの連携も抜群でした。
「リメイクするなら音声は付けてよ」くらいしか、文句のつけどころがありません。





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